夏が過ぎていく

毎朝、夜明けと同時に鳴き始めるたくさんの蝉たちの鳴き声に起こされてきたのに、お盆を過ぎた頃から朝ぐっすり眠れるようになってきた。以前より日毎に蝉の鳴き声が少なくなってきたから。それに代わって今、秋の虫たちの鳴き声が聞こえ始めてきた。蝉達に起こされることがなくなって、どこか淋しさを感じる。次の世代を残し、一週間と言う短い命を終わらせていったんだね。道端で出会う亡きがらが増え始め、代わりにトンボたちが空を我が物にする季節、毎年無性に寂しいな。まだまだ残暑が厳しいけれど季節は着実に秋に向かっている。吹く風も涼しくなってきた。
たくさんの旅行で今年の夏はほとんど家にいなかった。先日も伊豆伊東へ海水浴へ行ってきた。川奈と言う穴場の美しいまるで沖縄の海みたいな岩場を見つけ、シュノーケルをしたり。でも今年の夏を思い起こせば、やはり北海道の雄大な景色が浮かんでくる。写真は美瑛、マイルドセブンの丘。人の記憶は曖昧でどんどん薄れていってしまうのだけど、この一枚の携帯カメラの画像からでも、あの日の空、太陽の陽射し、照り返す暑さ、澄んだ空気、感動が甦る。だから私はこれからも写真を続けていくのだろう。





